こんにちは、サラリーマンPhotographer いくまもんです。
新しいカメラを買ったばかりのあなた「ただ写真を撮るだけになっていて、どうやったら感動する写真が撮れるか分からない」とか「あの人の写真はなぜか感動するのに、自分の写真には何が足りないか分からない」とか私の所にもたくさんの相談が飛んできます。
このようなお悩みを解決すべく、10手法のうちの7番目「引き算の法則」に関する記事を書くことにしました。
本記事の内容
- 写真を上達させるための10個の手法を知ることができる
- 具体的に「引き算の法則」を理解し、どのように無駄を省くか
私、いくまもんはカメラを本格的に始めてから2年でカメラメーカーのNikonが主催しているニッコールフォトコンテストでニッコール大賞、5年でNature’s Best Asiaという世界のプロが競うフォトコンテストで優秀賞を獲ることができました。だからどんなプロよりも初心者に近く、誰にでも通用する考え方やコツを知っているのです。
1. 感動する写真を撮るための10手法とは
私が考える感動する写真に共通する10手法をまとめました。
これを全てこのBlogでは解説していきます。
今回はこの7番目の
引き算の法則により、無駄な物を取り除く
を説明していきたいと思います。
2. フォトコンで差がつくポイント
よく勉強会の質問コーナーやアンケートで聞かれます、
「フォトコンで手っ取り早く差を付けたい」
「初級者と上級者のわかりやすい差はなにか」
「普段から意識していることはなにか?」
これらの問いに答えられるのが今日の記事だと思います。
結論から言うと、
「無駄なものを徹底的に取り除く意識を持つ」
ということです。
それではどういうことか具体的に説明していきたいと思います。
3. 徹底的に引き算する[実例紹介]
『地球の海フォトコンテスト』という日本最大級の水中写真専門のフォトコンテストに提出したときのお話をしたいと思います。
メキシコ・ラパスへのダイブ旅行を経て、アシカの写真で勝負したいなと考えておりました。
当初、私はこの写真で勝負しようと考えていました。
アシカの質量感、肌の荒々しさがお気に入りの写真だったからです。
だが色々考えた結果、別の写真を出すことにしました。
もちろん写真の好みもあると思いますが、結果として私は上位入賞である「3位」をいただくことができました。
その写真が下の写真です。
もしかしたら2匹の写真でも優秀賞などいただけたかもしれません。
ただ私は「より被写体、そのものにインパクトがある写真」と評価いただけた結果だと感じております。
フォトコンのような賞レースではこのように
何匹かの被写体 < 徹底的に1つにフォーカスした写真
と評価される傾向にあるのではないかと感じています。
私が上の写真を撮影・編集する上で考えたことは以下の3つです。
- 被写体を1体に絞り、その1体の魅力を最大限に引き出す
- トーンをできる限り落として、余計なものを写さない
- 色も邪魔。白黒にして更に無駄を落とす
それにより評価も下のようにいただきました。
意図は決して間違った方向ではないかと思いました。
4. 無駄な物を取り除く5つの方法
では具体的に無駄な物を取り除き素晴らしい写真を生み出す方法は何があるのか?
私は以下の5つと考えています。
- ①テーマ絞り込み
- ②圧縮効果
- ③ボケ
- ④トリミング
- ⑤ローキー or 焼き込み
①テーマ絞り込み
観光地に行ったら、その場所の全体を撮影しませんか?
全体を撮るとごちゃごちゃする場所も、”何か”1つに決めて撮影するととてもまとまった写真になります。
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②圧縮効果
望遠レンズの圧縮効果を使って、視野角をギュッと狭めましょう。
無駄な映り込みが少なくなります。
③ボケ
F値の低いレンズを使って開放気味で撮影しましょう。
無駄なものをボケさせてしまいましょう。
④トリミング
⑤ローキー or 焼き込み
編集で無駄を取り除くのも1つの手です。
いらない部分をトリミングしたり、露出低めで撮ったり、色を暗くするなどして無駄をなくしていきましょう。
5. 最後に
いかがだったでしょうか?
以前、「足し算の法則」を記事にしたものと真逆な「引き算の法則」でした。
↓「足し算の法則」の記事はこちら↓
【初級】『足し算の法則』により+αの感動・ストーリー性を付与する【感動する写真・10手法】
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