こんにちは、サラリーマンPhotographer いくまもんです。
先日の勉強会で質問頂きました。
「おすすめの写真家教えてほしい!」
たしかに写真家って写真を本気でやっていないと、あんまり馴染みないですよね。
そういうことで私のBlogでは皆さんに写真家を知っていただこうと、今後どんどん紹介していきたいと思います。
前回は高橋怜子さんを取り上げました。
記念すべき第2回は、高砂 淳二さんという水中写真メインのネイチャープロフォトグラファーです。
先日私が自由部門3位をもらった、「地球の海フォトコンテスト」の審査員も務めております。
今回はエプソンが主催、2日間かけて行われたオンラインセミナー”エプソンニューフォーラム”の1コマ授業だった
『観る人に伝わる作品づくり』
に参加してみました!!
高砂先生の事を知って、来年の「地球の海フォトコンテスト」はグランプリ狙っちゃいましょう!!
本記事の内容
1. 高砂 淳二さんってどんな人?
高砂淳二(たかさごじゅんじ)さんは、水中写真家の第一人者と言って過言ではない方です。
僕なんて水中写真を始めたばかりのビギナーからすると、
ただのGOD(神)です。
もともと水中ばっかり撮っていらっしゃったそうですが、近年では陸上の自然風景も撮影フィールドとして活動していると講習の中で仰っていました。
宇都宮大学での学生時代、当時はそこまで盛んではなかったワーキングホリデー制度を使ってオーストラリアに半年ほど行き、そこでバイトをして初めてのダイビングを体験したそうです。
「ここの海の色は、ダイビングしなくちゃと思わせてくれる色だったけれど、潜るにはお金がかかる。それでやってみたらはまってしまったんです」
20年前の当時がどのようなダイビング環境だったかは想像できませんが、
「水中で写真を撮る人がいて、その写真が売れると聞いて、これだ! と思った」
とのことです。
水中写真を仕事にすれば、いつでもダイビングできる、と思うくらい、のめりこんでいたそうです。
当時はおそらくフィルムカメラ全盛期の環境、フィルムはたった36枚くらいしかとれず、毎回毎回フィルムを交換していたに違いないと思います。しかも撮った画像をモニターで確認できない、ピントや露出の確認もできない・・・。一体どんな無理ゲー・・・。
そんな時代から水中写真をやるなんて、すでに先見の明がすぎるか、半分くらい常軌を逸しています笑
高砂淳二先生のHPはこちら!!
2.『観る人に伝わる作品づくり』
さぁ、さっそくエプソンニューフォーラムの講習内容を見ていきましょう。
結論:高砂先生の伝えたかったこと
高砂先生の伝えたかったことは以下の通りです。
見た時の想いを写真に乗せ
現像でさらに伝わるように調整し
それがうまくプリントにされるように工夫すべき
なるほど、実は私は高砂先生と同じAflo Atrierさんで写真印刷をしています。私の担当を務めてくださっている古賀主任からよく高砂先生のお話を伺うのですが、やはりプリントすることに対してとても大事に丁寧な仕事をされている方なんだと改めて感じました。
高砂先生の作品紹介
何枚か先生の作品紹介がありました。
タイトルにもなっていたこちら
こちらはボリビア・ウユニ塩湖で撮影されたもの。
えっ、こんなにきれいにフラミンゴ集まってる所あったかな笑
続いての写真はこちら
こちらは南アフリカのサーディンランに参加しているときに、 クジラのブリーチングとよばれる大きなジャンプの瞬間を撮影したものだそうです。
クジラの鼻(?)から勢いよくブレスしていることが良く分かりますね。超大迫力です。
次はこちらの作品
こちらはウミガメの赤ちゃんが海に帰っていく様子。
コスタリカ・オスティオナルビーチどいう場所だそうです。
9月~10月の産卵の時期だそうで、ここで生まれて、世界の海に出ていき、その後20年後の年月をかけて帰ってくるそうです。
私が写真をやって良かったな、って思うのは
世界中にまだまだ知らない場所がある
ということを思い知らされることですね。
形の表現や質感にこだわる
高砂先生は撮影時に
どうしたらその形を一番表現できるか
というポイントにこだわるそうです。
周りの露出を落としたり、自分の撮影アングルを変えることによりその形を最大限に表現できるようにすると仰っていました。
例えばこのマダガスカルで撮影したバオバブの木。
バオバブの木の表現するにあたり
→背景はシンプルにする
→アクセントの月を頂点に
考えながら撮影したそうです。
また現像の時は、その質感が写真に一番載せられるような現像をするとのことです。
木の表面がすごく浮かび上がってきていますよね。
見せたい部分にフォーカス
一番衝撃だったのが次の写真。
なんとアザラシちゃん
泣いているではないですか!!!
こんなかわいい写真あります??笑
とにかくこの特徴的な涙のポイントにフォーカスをあたるように撮影していくことが大事とのことです。
恐るべし、高砂淳二先生!!
その他
他にも
- 被写体へのアプローチ方法
- 被写体のアプローチはゆっくり低く
- 露出バランス
- 時にはハーフNDフィルターを活用し、露出バランスを取る
- 太陽の位置や撮影タイミングを見計らう
ということです。
3. 最後に
本当に1時間があっという間に過ぎてしまいました。
高砂先生の作品をもっと見たい方はこちらにも本が売っています。
PLANET OF WATER (NATIONAL GEOGRAPHIC)
光と虹と神話 自然写真家・高砂淳二が世界の絶景を撮る、書く!
※画像はクリックできます。
自分は即ポチしました!!笑
そんなに高くない本なので、私も買ってみて勉強したいと思います!!
今後もこういった素晴らしい写真家などの情報もどんどん発信していきたいと思います。
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